着物を売るベストタイミングとは?おすすめ3選を詳しく解説!

着物

着物の処分は、着物買取を専門に行っている業者に買い取りを依頼するのがおすすめです。

実は、この着物の買い取りの際に高値で売るタイミングがあることを皆さんはご存じでしょうか?

本記事では、着物を売るベストタイミングについてわかりやすく解説します。

タイミングその1:季節ごとのニーズに合わせて売る

着物と一口にいっても袷(あわせ)、や単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)など作りの違う様々な着物があり、それぞれ季節によって着分けるのがルールとされています。

着物の構造説明着用シーズン
裏地付きの着物通年、特に10~5月
単衣裏地無しの着物6~9月
薄物(上布、紗、絽)など透け感のある夏用の生地盛夏

袷の着物は通年着用することができるので、一年を通して安定した価格で売ることが可能です。

しかし、単衣や薄物は着用する季節が限られているため、「もう少しで暑くなるから単衣や薄物の着物を手に入れたい」という中古着物の購入者のニーズに合わせて売ることが高値で売るポイントになってきます。

着物を売るタイミングとしてはニーズの高まる2カ月ほど前がベストです。

このタイミングで着物を売ることで、買取業者側も買い取った着物のクリーニングなどのメンテナンスを行った後、丁度良い時期にすぐに再販することができます。

また、季節に合わない着物をニーズが高まる時期まで在庫として抱えておくリスクが少なくなるのは業者側にとっても嬉しいポイントです。

タイミング2:イベントに合わせて売る

卒入学式や七五三などイベントに合わせて着物を売るのも、高額買取のポイントです。

こちらも、業者側が買取後クリーニングなどのメンテナンスを行い再販することを考えて、各イベントの2カ月ほど前に売りに出しましょう。

着物の種類主に着用する人着用シーズン
訪問着卒行式や入学式に参列する母親 親族や知人の結婚式など3~4月 結婚式の多い6月
女袴卒業を迎える女学生3月
振袖新成人、親族知人の結婚式など地域により異なる
浴衣花火大会、縁日など主に7月、8月
七五三七五三を迎える子ども10~11月

上の表の着物の中でも、女袴や浴衣などは着用シーズンが限定されます。

タイミングにより買取価格も変動するため特に注意が必要です。

ただ、浴衣はもともとの価格が安価であることが多いため、イベントとしてのニーズが高まったとしても、中古需要はあまり望めないのが現状です。

業者によっては初めから買取対象ではないこともあるので、事前に確認することをおすすめします。

また、七五三の祝い着も着用頻度が極端に少ないため、レンタルする人も多く売れない場合もあります。

タイミング3:大掃除や遺品整理などの節目も売り時

大掃除や遺品整理などで出てきた着物の中で、以下の理由から今後着用することがないと思われるものは、すぐに売りに出しましょう。

  • サイズが合わないので着ない
  • 色やデザインなど好みが変わった
  • そもそも着物には関心がない

これらの着物は、目にした時が絶好の売り時です。

「後で処分しよう」と段ボールやタンスにしまい込んでしまうと、処分するべき着物があったことすら忘れてしまい、買取のタイミングを逃してしまいます。

着物の保管期間が長くなると、シミや汚れ、カビなど劣化のリスクが高くなります。

着物は少しでも新しい方が高値で売れやすいので、今後着用することがないと判断した着物はタイミングを逃さず一刻も早く売りに出しましょう。

まとめ

着物を売るタイミングによって買取価格が変わってくることがお分かりいただけたかと思います。

思い入れのある着物をより高く売るためにも、それぞれの着物のベストタイミングを逃さず賢く買取を行いましょう。

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